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阿波そらそば ホワイトベースのSNS集客|1投稿で過去最高売上

小松島の「阿波そらそば ホワイトベース」は、徳島グルメに掲載された直後の営業日に、過去最高の売上を記録しました。営業は2時間だけ、夜は真っ暗な場所、商品は「そうめんラーメン」。集客には不利な条件がそろった店です。それでも人が来た理由は、映像で「わざわざ行く理由」が伝わったことと、店主が週3日の投稿を一度も欠かさず続けてきたことにあります。この記事では、店主に直接聞いた話をもとに、その中身を整理します。
【徳島の集客実績】わずか1投稿で過去最高売上達成!その方法とは⁉︎【徳島グルメ×阿波そらそば ホワイトベース様】YouTubeで見る(大谷幸輝 / RESTAURANT LAB.)
阿波そらそば ホワイトベースはどんなお店か
阿波そらそば ホワイトベースは、徳島県小松島市にある「そうめんラーメン」の店です。営業は週2回、土日のみで、1回の営業は2時間だけ。店主には絵本作家という本業があり、その合間に店を開いています。
始まりは、店主の先輩が営むうどん屋さんでした。コロナ禍で夜の営業をやめていたその店で、「夜に何かできないか」という話になり、店主が家で作り続けていたそうめんラーメンを出すことになったそうです。家で作ってみてとてもおいしくできたので、みんなに食べてほしかった、というのがきっかけだと話していました。
メニューは取材時点で18種類。無添加・化学調味料不使用で塩分を控え、子どもからお年寄りまで楽しめる味にしているそうです。抹茶味のそうめんラーメンや、ダチョウの次に大きいというエミューの卵をのせた一杯まであり、「2、3人で分けた方がいい」と店主が笑うほどの量です。
店主の経歴も少し変わっています。徳島のタウン誌で編集をしていた「雑誌の世界の人」で、その後に絵本作家になり、さらにラーメン店を始めました。そうめんでラーメンを作るという珍しさから、テレビのニュースで2回取り上げられたこともあるそうです。そのうえで、SNSという新しいメディアがどれほどのものかを自分で確かめたかった。それが徳島グルメへの掲載を決めた理由のひとつでした。
掲載直後の営業日が過去最高売上に
結論から書くと、掲載の効果はすぐに数字に出ました。店主の言葉をそのまま引きます。
「出て一番直近の営業日が過去最高売上でしたね。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
「1日の売上は9万円超えたんですよ。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
この9万円は、1日中営業した数字ではありません。もともと2時間だけの営業で、しかもその日は途中で売り切れたため、実際の営業は2時間に満たなかったはずだと店主は話しています。
「うち2時間だけの営業で、実際もっと言うとその時売り切れたんで、多分2時間もないと思うんですよね。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
客単価はおよそ1,000円なので、2時間で約90人が来た計算になります(いずれも店主のお話)。120分で90杯ですから、厨房はほぼ1分に1杯近いペースで作り続けていたことになります。取材で撮影に伺った日もお客様が途切れず、店主によると、そのラッシュはその後も続いているそうです。
ここで大事なのは、この店が広告を何本も打ったわけではないことです。紹介動画が出た直後に、普段の延長線上にない人数が来た。地元の人が日常的に見ているアカウントに載ると、それだけで「次の休みに行く店」の候補に入れてもらえる、ということがよく分かる例です。
若い女性やカップルが一気に増えた
売上の数字以上に店主が手応えを感じていたのは、来るお客様の顔ぶれが変わったことでした。
「間違いなく、徳島グルメさん見たで、若い女性、カップルが一気に増えました。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
毎回9万円を超えるわけではない、と店主は笑いながら付け加えていましたが、客層が広がったことははっきり感じているそうです。そうめんラーメンという商品は、テレビや雑誌で知った年配の方には届いていても、SNSを中心に店を探す若い世代にはまだ知られていなかった。掲載で、その層に初めて届いたと考えられます。
Instagramのフォロワーにも変化がありました。1年かけて約1,500人まで増やしてきたフォロワーが、掲載後の短い期間で一気に増えたそうです(対談時点の本人のお話)。
ただし店主は、掲載そのものを過大評価していません。
「いくらインスタがすごい、徳島グルメさんがすごいって言っても、結局きっかけにしか過ぎないですね。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
来てくれた人をリピーターにできるかどうかは店の力だ、というのが店主の考えです。小松島まで、それも土日の夜にわざわざ来てもらうのだから、喜ばせたい、驚かせたい。そうすればリピーターは友達や家族を連れてきてくれる。「そんなに行く意味あるの?」と半信半疑だった友達にも「来てよかった」と言わせたい、と話していました。掲載で最初の1回をつくり、店の体験で2回目と口コミをつくる。この分担がはっきりしているから、掲載の効果が一度で終わらなかったのだと思います。
暗い立地と『そうめんラーメン』という難しさ
ホワイトベースの集客は、もともと簡単ではありませんでした。店主自身がこう振り返っています。
「そうめんラーメンって『それうまいん?』って感じなんで、足運ばせるまでが大変でしたね。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
難しさは商品だけではありません。店があるのは人の多い徳島市内や駅前ではなく、小松島の端です。昼は交通量があっても、夜は車もほとんど通らず、街灯も少ない。取材で伺ったときも、実際に周りは真っ暗でした。そこに車でわざわざ、そうめんラーメンを食べに来てもらう。店主も「今から思うと本当に無茶なことでしたね」と話しています。
この店が頼ってきたのは、最初から最後までInstagramでした。
「もう最初から全部インスタでしたね。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
通りがかりの人がほぼいない立地では、看板やのぼりでは人は増えません。来る人は全員、「行く」と決めてから来ます。だからこそ、決める前に見る場所であるSNSで、どんな店で何が食べられるのかを先に見せておく必要があります。
そして、分かりにくい商品はSNSではむしろ武器になります。「なんで小松島で、これラーメン? いや、そうめん、どういうこと?」と気になった人が、「わざわざ行ってみよう」と人を誘う。店主はそうした口コミが広がったのだろうと見ていました。文字で説明すると伝わりにくい商品でも、映像なら一目で中身が分かります。抹茶味やエミューの卵のように「見たら誰かに話したくなる」メニューがあることも、この店の強みです。
雑誌出身の店主が語るSNSの強みは『速さ』
タウン誌の編集をしていた店主に、これまでの広告とこれからの広告の違いを聞くと、答えは一言でした。
「何よりも一番強いのは速攻性です。速さ。これは敵いようがないですね。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
雑誌は、取材から発売までに時間がかかります。店主の言葉を借りれば、「新メニュー来週出したい、じゃ無理ですよね」。一方SNSなら、新しいメニューができたその週に知らせることができます。
店主は雑誌を否定しているわけではありません。読みやすさ、情報の正確さ、手元に残る保存性は雑誌の強みだと認めたうえで、業種によって合う・合わないがあると話していました。期間限定や季節のメニューを次々に出す店にとっては、こうです。
「我々みたいにその期間限定とか季節メニューをバンバン出すものにとっては、もうSNSがないとやっていけないですね。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
- 掲載まで:取材から発売まで時間がかかる
- 新メニュー:来週すぐ出したくても間に合わない
- 届く層:その雑誌の読者
- 強み:読みやすさ・正確さ・手元に残る
- 掲載まで:すぐ届けられる
- 新メニュー:翌週には告知できる
- 届く層:若い女性・カップルなど、地元でSNSを使う人
- 店のルール:週3日・決めた曜日に投稿=常連との約束
店主が徳島グルメを選んだ理由も聞きました。Instagramの中に新しいメディアはたくさんあるけれど、その中で目に留まったのは映像の作りだったそうです。
「徳島グルメさんの編集のクオリティと撮影の美しさ。これちょっと際立ってたんです。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
取材の中では「ポップさ」の話にもなりました。作り手がこだわるほど表現は深く、玄人向けになりがちです。けれど多くの人に来てもらうには、ぱっと見て分かる、ポップな見せ方が欠かせない。絵本も同じで、書きたいことだけを書くと「これ誰が読むの?」となってしまう、と店主は話していました。読む子どもの顔、本屋で買うお母さんの顔、プレゼントするおじいちゃんおばあちゃんの顔を思い浮かべて書く。SNSの投稿も、見た人がどう感じてどう動くかを想像して作る、という点で同じだと感じました。
週3日、決めた日に投稿するのは常連との約束
最後に、SNSを続けるうえで大事にしていることを聞きました。答えは、投稿する日を決めて、その日に必ず出すことでした。
ホワイトベースは金・土・日の週3日に必ず投稿しています。営業が土日だけなので、前日の金曜日から「土日やってるよ」と知らせる流れです。本業のイベントがあっても、取材の前日まで行っていたモンゴルのウランバートルからでも、投稿は欠かさなかったそうです。
「これがもうね、フォロワーさんと、あと常連さんと、もう約束ですね。だからこの約束は破ったらダメですね。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
店主がここまでこだわる理由は、自分が好きな店の姿を見てきたからでした。
「最初にオープンしてから3週間ぐらい頑張るんですよ、皆さん。で、途中からピタッと止まっちゃったり、それがすごく嫌で。」
— 阿波そらそば ホワイトベース 店主(動画より)
SNSを「気が向いたときにやるもの」にしてしまうと、続きません。続かなければ、せっかく掲載で増えたフォロワーにも、次の来店のきっかけを渡せなくなります。投稿日を「約束」と考えると、やる・やらないで迷う時間そのものがなくなります。
ホワイトベースの例から、自店で真似できることをまとめます。
- 投稿する曜日を決め、営業日の前日から知らせている
- 「わざわざ行く理由」になるメニューや見た目を、映像で見せている
- 分かりにくい商品は、説明文より中身を映して伝えている
- 来てくれた人を驚かせ、次は誰かを連れてきたくなる体験を用意している
- 新メニューや季節メニューを、できたその週に告知できる体制がある
当てはまらない項目が多いほど、集客の入口か、2回目につなげる仕組みのどこかに穴があります。ZENの無料の集客力診断なら、質問に答えるだけで、お店の強みと弱みが見えてきます。
撮影や投稿を自分で続けるのが難しい場合は、ZENの飲食店集客支援(月額5万円〜・税抜・12か月契約)もあります。撮影、ショート動画制作、SNS発信、Meta広告の運用、広告配信費、予約導線の整備、毎月の振り返りを含みます。効果は保証できず、店によって差があります。徳島の店は、徳島グルメへの掲載から相談できます。
よくある質問
- Q. 立地が悪い店でも、SNSで集客できますか。
- A. できる場合があります。阿波そらそば ホワイトベースは、夜は車もほとんど通らない小松島の場所で、開店当初から集客をInstagramに頼ってきました。立地で通りがかりの人が見込めない店ほど、「わざわざ行く理由」を写真や動画で先に見せることが大事になります。ただし結果は店によって違い、保証はできません。
- Q. 分かりにくい商品は、SNSでどう見せればいいですか。
- A. 言葉で説明するより、食べる場面や中身を映像で見せるほうが伝わります。「そうめんラーメン」のように想像しにくい商品は、見た人が「どういうこと?」と気になることが、来店や口コミのきっかけになります。
- Q. SNSの投稿頻度はどれくらいがいいですか。
- A. 回数より、決めた日に必ず出すことのほうが大切です。ホワイトベースは土日の営業に合わせて金・土・日の週3日に投稿すると決め、店主の本業の出張中でも欠かさず続けています。続けられる回数で曜日を決め、守ることをおすすめします。
- Q. 雑誌とSNSは、どちらが飲食店に向いていますか。
- A. どちらにも強みがあります。雑誌は読みやすさや情報の正確さ、手元に残る点が強みです。一方SNSは、すぐに届けられる速さが強みで、期間限定や季節のメニューを頻繁に出す店に向いています。
